
| もうひとつは、日本の生糸産業を支えていた座繰りなんですね。皆さんもご存知だと思いますけども、手で回して農家のばあちゃんがクルクルクルとやった糸紡ぎです。 群馬県内で、今でも座繰りは2〜30人の方がやってるんです。 去年から県が座繰り糸の講習会をやったんですよ。道具が10台ぐらいしかないんで、1回10人で10回くらいやったんです。 なぜ座繰りかというとひとつは絹の原点で、もうひとつは風合いなんです。糸が全然違うということですね、同じ生糸でも肌触りがまるで違ううんです。 |
|



▲座繰り機械、下の湯舟に繭が4,5個入り、糸繰りをする。講習会の開催で技術の伝承にも目処が立ち始めている。 |
|